【金沢・長田町2丁目】
昔は撮るより撮られるもだと思っていました。たまに撮る時も会社のものか妻のものを借りて、絞りを合すだけにしてもらい撮っていました。最近では、押すだけでキレイに撮れるスマホのカメラで充分だと思っていましたが、プリンターが壊れて、テレビの通信販売で、得した気分からカメラ付きのプリンターに飛び付きました。
カメラがくるとすぐ撮れるように、いつも首からぶら下げていると、いい年をして”カメラ小僧“みたいやとカラカワレたりして、それでも、かえって嬉しくて、でも撮る時は全てオート。スマホ並みの撮り方しか知らなくて、また、たま~にまぐれで川柳的な写真が撮れても、俳句的な写真は全く撮れませんので、少し勉強をと思っていた矢先、金沢クリエーティブツーリズムで写真家鈴木心氏のアトリエ訪問が企画されたので、飛び乗りました。
申し込んだとき、“エエ、あなたが!!”みたいにいわれ、何が!!と思っていましたが、参加すると殆どが20~30歳代で、子どもより年下の先生から気を遣われて“おじいさん”というべきところを「オトウサン」をいって戴き、やっと場違いなところに来たことに気付きました。
はじめに参加者を2組に分け集合写真を、レクチャーは、先生の仕事に対する姿勢・・・。アートとコマーシャル、ワークショップ、出身地のふくしまに分け、あいだに金沢との縁や趣味、今、関心のあることなど和やかに分かりやすく話されました。中でもアートについては、好きでやっているのだからという事から、ノーギャラか実費で、ということや、写真展も“写真店”というジャンル?でやっていること、ネットで無料ダウンロードが出来る写真が数万枚(ハッキリした数字は忘れました)も露出していること等々”若いから“というか”若いのに“と感服しきりでした。
(プラチナの印画紙作成)
次のプログラムは、手作りのプラチナ(白金)の印画紙に、皆さんと並んで撮って戴いた白黒の写真のプリントです。従来の銀板でなくプラチナ(白金)の印画紙を使うと500年は退色しないというのが特徴で、そんなに長い間、誰が保存してくれるのだろうと思いながら慣れない作業を多少興奮しながら楽しみました。
(スタジオで)
最後は、うまく撮れるお話です。これはセンスですからどうにもならないところも有りますが、少しは良くなる”チョットしたコツ“を知りたくて来たのですから何が何でも聞き出したいと思っていましたが、当たり前の忘れていたことに気付かされて帰ってきました。答?それは、少なからず元手が掛かっているので秘密にしますが、これからの私の写真が答えてくれると思います・・・。秘密だなんて、すみません。いい年をして私は何と器が小さいのでしょう。
(先生にサインを戴きました)
若い鈴木心先生が、ダウンロード無料といっているのに・・・。