【金沢駅→香林坊→片町・広坂・竪町・柿木畠】
金沢市には、経済局営業戦略部プロモーション推進課という他市ではあまり聞いたことのない課があります。業務は、聞くところによると来年(2015)春の北陸新幹線金沢開業に向けて、首都圏における総合的プロモーションの展開や、開業気運の醸成と開業記念イベントの開催などを担当する課だそうです。
平成25年(2013)3月金沢市が発行した「新幹線開業プロモーション・イベント実施計画」によると、業務は広範囲にわたり、“首都圏における総合的プロモーションの展開”の他“リピーター拡大に向けた展開強化”“おもてなし環境の整備”など7の柱で構成されていて大忙しのようです。
具体的には、最近実施された主催新幹線金沢開業記念事業実行委員会の「金沢城プロジェクションマッピング」や「金沢古地図めぐり」それから後で紹介する「まちなかバナーフラッグ」など、詳細はよく分りませんが、金沢の賑わい創出に関わる事業の司令塔のような役割を担っているようです。
≪まちなかバナーフラッグ・みんなの絵≫
来年3月の北陸新幹線金沢開業で、これまでよりたくさんのお客様が金沢に来られことから、その方々を市民が“連れて行ってあげたい場所”を絵に描いて応募してもらうという企画で、どなたでも9月3日が締め切りで募集されました。
快晴の日曜日の朝。バナーフラッグが掲示されていることは知らなかったのですが、自転車で町に出ると直ぐに目に入り予定を変更しバナーフラッグを追っかけました。集まった絵は220点ぐらいだそうで、掲示は10月11日より金沢駅から竪町・片町・広坂の都心軸線上にある街路灯やアーケードに設置されています。
そこに描かれている“連れて行きたい場所”ですが、多いのは「金沢駅のもてなしドーム」「尾山神社」「石川門」「ことじ灯篭」などで、題材は、描きやすいさも手伝ったのかお決まりの場所ですが、描き方にはそれぞれに工夫があり楽しめました。
中には、「暗がり坂」「金沢の秘湯」として七曲温泉の露天風呂が描かれてものや「加賀野菜」や「近江町」を絵文字で表現したものもあります。それから工事中の店舗にシートで半分見えなくあった作品もありました。
絵は子供たちのものが多いのですが、大人が大人らしく描いたもののほか、子供のように大人が描いたものなど様々です。設置されている絵は「みんなの絵」に相応しく応募された作品はすべて採用されたそうで、面白いのや味のあるものなど色々で結構楽しいサイクリングになりました。
今度、町に出たらゆっくり見て歩こうと思います。