【寺町5丁目(旧蛤坂町)】
先日、寶勝寺の高橋友峰住職から、お寺でカフェについて、インドの寺はヒバーラといいカフェと同じく“憩う””休憩する““休む”という意味があるということを教わりました。聞くところのよると禅語にある「喫茶去」という言葉は「お茶を一服如何ですか」とか「どうぞお茶でも召し上がれ」と言う事らしく、どうも臨済宗の栄西が、廃れていた“喫茶”の習慣を日本に再び伝えたことによるものらしい・・・。ナルホド!!
(カフェ(仏: café、伊: caffè)とは、本来コーヒーの意味。転じて、コーヒーなどを飲ませる飲食店を意味するようになったそうです。)
少し調べてみると栄西の著作に「喫茶養生記」上下2巻があり、その上巻では茶の種類や抹茶の製法、身体を壮健にする茶の効用が説かれているそうです。茶は養生の仙薬であり、人の寿命を延ばす妙術を具えたものであるという、人は一生健康を保つことが大切で、その根源は「養生する事」。養生とは、五臓を強くすることで、五臓の中心は心臓。心臓が衰弱すると五臓の全てが病を起こす。心臓を強くするには、茶を喫するのが一番良いと説いているそうです。
(調子に乗って、聞きたくも無い話を長々と、知らなかったことを知ると直ぐ人に言いたくなって・・・すみません。)
(高橋友峰住職の書)
≪寶勝寺の仏様≫
寶勝寺のご本尊は、十一面観音菩薩で、蓮に座した姿で祀られています。左右には十六羅漢像を配置され、内陣の左右に天女の壁画あり、話によると創建当初からのものだそうですが、保存状態もよく鮮やかな色彩が残っています。
≪友峰和尚のちょっといい話≫寶勝寺のブログより
お釈迦様が「人生は苦である!」と言われたそうですが、一見悲観的にも思われるこの言葉も裏を返せば、「その苦しみが有るからこその人生道」と言えるわけですから、「なにくそ!」の精神を日々培っていくことが大切ですね。そこで和尚の「人生を生きる為のあいうえおダッシュ、座右の銘」を今一度確認しましょう!
「あ」焦らず!
「い」怒らず!(いからず)
「う」疎まず!(うとまず)
「え」偉ぶらず!(えらぶらず)
「お」奢らず!(おごらず)
ダッシュせよ!!ダッシュせよ!なにくそ!負けてたまるか!!看よ看よ!己が辛抱力を!! そのうちに和尚も「辛抱力!」と言う本でも出して見ようかな!
2015年 07月 22日 談
臨済宗妙心寺派太白山寶勝寺
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