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Channel: 市民が見つける金沢再発見
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宝の池の大きな蓮②豪姫と加賀藩

【野町広小路】大蓮寺は、正式名称は宝池山功徳院大蓮寺で前回も書きましたが豪姫“戒名樹正院殿命室寿彰大禅定尼”の位牌所で菩提寺として知られています。現在、野田山にある豪姫の五輪塔の墓を守り、豪姫の位牌と念持仏である聖観音を寺宝として安置しています。また、61歳で金沢城鶴の丸でお亡くなりになられた豪姫の葬儀も、旧宇喜多家の家臣中村刑部や一色主膳ら多くの有縁によって執り行われたといいます。...

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にし・吉米楼①西茶屋資料館

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島田清次郎①生い立ち

【野町2丁目】最近では、金沢でも島田清次郎を知らない人も多くなりましたが、昭和32年(1957)に島田清次郎原作の「地上」が映画化され、当時の人気スター野添ひとみや川口浩がロケ隊と共に金沢に一時滞在し、金沢では長期ロケなど初めてのことで、その動向が逐次地元の新聞が煽るものですから、いやでも耳に入り、名前が一人歩きし、当時、にわかに有名になります。そして金沢では映画「地上」は大ヒットします。...

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島田清次郎②弱冠20歳!!

【金沢→東京】杉森久英氏の「天才と狂人の間」によると、金沢商業を退学させられた後、10代の清次郎母子の生活は窮迫が依然続きます。場末の間借りなどを転々とし、母みつの幾らにもならない、仕立物や繕い物で細々と過ごしています。それでも清次郎はどこまでも天才気取りで、昻然と肩を聳やかして町を歩き、みすぼらしい姿で友達を訪ね歩きますが、借金を申し込まれるのではと、行く先々で冷たくあしらわれています。...

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お寺カフェ、大白山寶勝寺①

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島田清次郎③餓えしむなかれ

【金沢→東京】「沐猴(もっこう)にして冠す」といわれ傲慢を絵に描いたような島田清次郎が「地上」第一部が発行された年の大正8年(1919)9月に読売新聞に「地上」創作後の心境と今後の抱負について「希(ねがわ)くば予をして餓えしむなかれ」と題して、しおらしい一文を書いています。(「沐猴にして冠す」とは、外見は立派だが、中身は愚かな者とあざけわらう・・・・。)...

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島田清次郎④ベストセラー

【金沢→東京→津々浦々】「地上」はシリーズ4冊で累計50万部以上という、当時としては、すごい部数を売上げています。定価が1円20銭、今の金銭感覚からいうと、「地上」の4冊だけで18億円(当時の1円が約3,000円)ということになります。印税は第一部が契約に入っていないので省いても、他の原稿料なども含めると、わずか3年数ヶ月で、清次郎には一億円以上のお金が転がり込んできたことになります。...

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どうぞお茶を召し上がれ、太白山寶勝寺②

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島田清次郎⑤天才と狂人の間

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芥川と「しゃっぽ」

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芥川龍之介と三芳庵別荘

【金沢・兼六園】大正13年(1924)年5月15日。芥川龍之介は犀星の計らいで、泊ることが禁じられていた三芳庵別荘に4泊します。そして5月16日の朝、感激の様子を無二の盟友小穴龍一に書き送っています。 (かって、別荘より瓢池)「僕今犀星先生の世話にて兼六公園の中の三よしと申す御茶屋に居り、豪奢きはめ居り候...

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芥川龍之介と金沢弁

【金沢・兼六園】芥川龍之介が金沢に滞在中、犀星も所属していた俳句結社北聲会のみなさんとの交流はよく知られています。その時の作品は、俳句「簀むし子や雨にもねまる蝸牛」「乳垂るる妻となりつも草の餅」の2句。そして、一枚の紙に鉛筆書きで、兼六園の「虫」や翠滝の「落し水」が題材の7句が、それから、あの金沢弁で詠んだ短歌4首「金沢にて」が残されています。...

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「にし」と「ひがし」の厄払い

【にし茶屋街】金沢では、にし、ひがし、主計町の芸妓が勢ぞろいの「金沢おどり」が、今年も9月に盛大に開催されます。元々、芸は各茶屋街がライバルで、日舞も長唄も流派を異にし、それぞれ流派の芸の高みを目指しています。「金沢おどり」では、芸へのプロ意識と流派のプライドを大切にしながら、互いの茶屋街が協調し金沢の芸としてご披露なさっているそうです。...

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金沢の「願掛け寺」香林寺

【旧泉寺町】香林寺は、旧泉寺町の忍者寺で有名な妙立寺の並び(徒歩2分)、六斗の広見の少し手前にある「願掛け寺」として知られる禅寺です。歴代のご住職は病気や悩みに苦しむ人々を本堂左に安置される霊薬不動尊のお力を借りてお救いなさったといわれています。ご本尊は「釈迦無尼仏」です。 (香林寺)...

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野田往還と奇談-寺町の妙棺屋小路

【寺町3丁目・4丁目】今から400年前には泉野村領がけ上通りといわれた道が、元和2年(1616)藩命により、野田山の藩祖利家公の墓所への参道として整備されたのが今の寺町通りの原型です。野田往還といい、当時としては異例の道幅4間(7m)の大道路だったようで、道筋は藩主の参詣の道ということで、見苦しくないように並木には小松が植えられ、道沿いに馬場が通され野田山の麓には土手も築かれていたといいます。...

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五百羅漢の桂岩寺

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W坂と石伐坂、そして桜坂

【犀川左岸・W坂、桜坂辺り】寺町に至る桜坂の上り口に、左 桜坂、右 石伐坂と刻した標柱があります。そして平成22年(2010)5月13日の北国新聞に地元の郷土史家の研究ということで「W坂、本当は「新坂」?」という説が載っていました。 (桜坂の標柱) (北国新聞記事の一部)...

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宝円寺第26世慈鼎九峰の隠居寮

【桜坂・旧桜畠辺り】慈鼎九峰は、前田家の菩提寺宝円寺の住職でした。加賀藩内に生まれ、若い頃より賢く物わかりが早く、しかも学識に優れ、宝円寺の26世の住職に撰挙され、その美名は高く、禅家の模範といわれた高僧だったそうです。 (今の宝円寺)(宝円寺は、前田家の菩提寺で、前田家から213石2斗5升の寄進を受け、天徳院と並んで加賀藩の曹洞宗の触頭を命じられていました。)...

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九峰事件①田辺の後家

【長町・竪町・寺町台】九峰事件は、高僧と若い後家さんのスキャンダル事件に留まらず、一波がやがて万波を生み禅坊主はもちろん370余人もの武士も町人も男も女も検挙されるという大騒動になり、加賀藩内を轟かせます。それにしても何故!!偉いはずの高僧がエライ事件に嵌ってしまったのでしょうか・・・。...

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九峰事件②横恋慕・・・。

前回まで。田辺の後家(長操院)と九峰の弟子香林寺の天苗(てんびょう)との出会いは定かではありませんが、天苗は美しい修行僧であったことから、ふとしたことが機縁で、互いに誘い誘われあったものと思われます。...

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