【金沢・小将町】
金沢港に入港する大型のクルーズ船や北陸新幹線の開業などで、加賀友禅の着物で金沢らしいお出迎えをすることで知られている「加賀友禅小粋な倶楽部」の加賀友禅大使の勉強会で話すことになり加賀友禅伝統産業会館に行って来ました。
(加賀友禅大使は、平成26年(2014)より協同組合加賀染振興協会で認定された方々で、県外在住者、台湾出身者を含む30~80歳代の男女27人が活動されています。「加賀友禅小粋な倶楽部」は加賀友禅を愛する方のファンクラブで、金沢港の大型クルーズ船のお出迎えや各種イベントに参加しているボランティア団体です。現在会員は240名程。希望すれば何方でも応募出来るそうです。)
(加賀友禅大使のみなさん)
当然、まぶしいばかりの美人揃い、しかも若い方もそれなりの方も全員が紬や小紋の着物姿、その前で話す分けですから、いい歳をしてと言われようが、何と言われようが、伏し目がちで、お着物が加賀友禅だと思い込んでしまうくらい、まともに見ることができませんでした。それでも無理して作り笑いで平静をよそおいますが、心も声もうわづり舞い上がっていました。
(去年の北陸新幹線開業でお出迎えの加賀友禅小粋な倶楽部のみなさん)
「加賀友禅小粋な倶楽部」の代表世話人は、facebook友達の鶴賀雄子さん。加賀染振興協会加賀友禅きものスタイリストで、加賀友禅大使も務められています。このあとも講習があり、お忙しいので、お話は出来ませんでしたが、ブログで拝見すると「日本の民族衣装である着物が、非日常になり寂しさを感じておりましたが、金沢も着物でそぞろ歩きをする若者が増え、嬉しく思っております。」と書かれています。
(観光のお客様の着物姿が多くなりました)
また「教育の場や、官公庁でも着物で出勤するなど着物文化の継承への取り組み等活動も広がり、新に興味を持ってくださる方々が増えることは大変喜ばしいことです。」とおっしゃっています。確かに、最近、観光のお客様の中には、女性だけでなく男性の和服姿も見られ、正月には、市役所でも職員が受付で加賀友禅の着物を着て艶やかに働いているのが新聞に取り上げていました。
(町中に着物の人が、外人の男性も・・・)
私の話は「金沢の観光とみどころ」ということで1時間。皆さんにはご存知の話もあると思いますが、それらに繋がる話しが出来ればと思い、余り有名でない話や伝説も含めてエリア順に話すことにしました。まずは、昔、加賀友禅の創始者宮崎友禅斎が、今のひがし茶屋街の入り口の鳥居の横で暮らしていたという口伝から進めました。
北国第一劇場にあった緞帳は加賀友禅か!
http://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-10617037648.html
"心の道”癒しのスボット⑫龍国寺
http://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-11211903862.html
そしてレジメに添い“ひがし茶屋街エリア”“長町武家屋敷跡エリア”“にし茶屋街エリア”“兼六園金沢城公園エリア”“小立野台エリア”と、少し欲張りすぎ、時間が足りなくなり最後は、はしょってしまい、しかも一人よがりでマニヤックになってしまいました。しかも、メンバーには、県外の方や外国人の方がいたとお聞きして反省しきりです。