【ひがし茶屋街~主計町】
金沢21世紀工芸祭(10月4日→11月26日)の「工芸回廊」は、主催の金沢創造都市推進委員会(金沢市)のパンフレットによると、金沢21世紀工芸祭は、工芸のまち金沢が開催する工芸フェステバルで、「工芸回廊」「趣膳食彩」「金沢みらい茶会」「金沢みらい工芸部」「金沢アートスペアリング」「工芸建築展」「国際工芸シンポジュウム」「KOGEIトーク」の8つのメインコンテンツの1つで、工芸を通して金沢の魅力を発信する活動で、今年は3年目になる「オールジャパン工芸連携21世紀鷹峯フォーラム2017年石川・金沢」(10月6日→11月26日)に合わせ開催したようです。
「工芸回廊」開催日2017年10月19日(木)~22日(日)開催時間10:00〜17:00
会場東山エリア18カ所、主計町エリア10カ所、その他、合計35カ所で開催
主催 金沢創造都市推進委員会 金沢市
共催後援 公益社団法人金沢青年会議所 NPO法人趣都金澤 金沢アートスペースリンク
「21世紀鷹峯フォーラム」事業とは?
「100年後に残る工藝のために」中立的な立場から、文化と産業、暮らし、観光をはじめ、伝統と現代、あらゆるジャンルと工芸を結び繋げ、さまざまなきっかけを築いていく事業で、 連携規模を拡げるため、2015年京都、2016年東京、2017年石川・金沢を舞台に、「21世紀鷹峯フォーラム」を実施しています。
詳しくは
「オールジャパン工芸連携鷹峰フォーラム」
金沢21世紀工芸祭「工芸回廊」は2010年から市のバックアップで金沢青年会議所が主催で市内のNPO法人趣都金澤や金沢アートグミなどが共催で開催された「かなざわ燈涼会」の一環として市内の袋町、尾張町、下新町、主計町、ひがし茶屋街など広い地域の町家で展開された若手工芸家の作品を展示したものを発展させたもので、第一回は2010年7月29日から8月1日の3日間開催されました。
それ以前は、この時期、市の観光交流課が主催で「友禅染めの行灯」や「二俣紙で作られた小行灯」を約200個飾り、ひがし茶屋街をほのかなあかりで彩り、ボランティア観光ガイド「まいどさん」が案内するイベント「夏の夜夢あかり」が開催されていました。
過去のブログ
「今年より、明日から“かなざわ燈涼会」
https://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-10603226880.html
「浅野川工芸回廊に思う・・・」
https://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-10975349189.html
あれから7年間、作家も会場も多少かわりましたが、工芸と伝統の町家のコラボがホワイトキュウブの展示会場では醸しでせない作品の表情や趣を味わうことが出来ところがよかったのか、金沢らしい工芸のイベントになっています。
「工芸と町家」のコラボ、当然と言えば当然ですが合わない筈が無い、また、観光客にも普段は眺めるだけの町家が無料で入れるのがメリット、このスタイルを続けていけば、今後「工芸回廊」狙いで金沢に訪れるお客さまもいるのではと思いました。それに作家が常駐しているのがうれしいかぎりです。しかし見せ筋は出来ましたが、売れるかどうかは、これからの課題ですネ!!
2015年からは、秋の開催になり、翌2016年には、クラフト創造都市金沢を舞台に、工芸と街の魅力を発信する大型工芸フェスティバル「金沢21世紀工芸祭」と名称を変え、今年はその第2回。本祭に先駆け、オープニングイベント「meets KOGEI」を9月10日(土)、金沢21世紀美術館(広場)で開催。開放的な広場には、石川県の作家が手がけた酒器と、地酒と料理で、器を通じて工芸に親しむイベントも開催されました。
(つづく)
参考資料:町家に広がる工芸の世界「工芸回廊」のパンフレットより