【金沢市内】
18日朝の兼六園。日本語を聞いて振り返りました。そう、平日の朝には外国人が多くて日本人と行き交うのはまれです。昔から能登で宿泊され朝早く兼六園というコースでしたが、今年は特に多いのではと思い、写真屋さんの兄ちゃんに聞いてみると、“花見時期から特に!!”という返事が返ってきました。円安、アベノ何とか・・・?有難いことです。
(台湾から来た添乗員さんに聞くと、立山・黒部のアルペンルートに必ず兼六園が入っているとか。)
(赤い花盛り①)
今日のお客様は、赤い服装が目立ちます。染井吉野が散り今日一番の花盛りは、彼女たちのファッションでした。以前は服装だけでは、どちらの方か分からなかったのですが、季節柄か言葉を聞かなくても今日はよく分かりました。といっても今日は殆どが外国人の方でした。
(アルペンルートは寒いので、台湾では着ないアノラックを新調。赤は流行っているらしい?)
(赤い花盛り③)
黄色の花は、“ウコン”です。昨日、まだ咲くのには早いと思い通過したのですが、今日行くとビックリ、満開とはいえませんが、ずいぶんと咲いていました。ウコンは、淡い黄緑色のサトザクラで、ショウガ科のウコンを染料にしたウコン色に由来するのだとか、漢字で書くと“鬱金(ウコン)“だそうです。
(ウコン)
花は八重咲きで大輪が枝に群生すると一際目を引く桜です。花弁は15~20枚ほど、淡い黄緑色なので周りの松などに混じると落ち着いた雰囲気て、桜の花としては、きわめて珍しい品種です。
(今日も人気の楊貴妃)
今日も楊貴妃が一番人気です。関山は、かなり膨らんできましたが、お客様は、見向きもしなくて素通りでした。意外なのは、散り掛けの兼六園熊谷桜では、人だかりが絶えず写真の撮り合いで、それぞれ得意のポーズをとりカメラに収まっていました。
≪これから咲きそうな桜≫福桜が、山桜系に別の種類を交配したサトザクラ系の八重桜です。花より葉が先にでて、茶色の若芽がふき、花は淡紅色で、お楽しみまで、あと数日です。
(福桜)
兼六園菊桜は、いま一番待ちどうしい、桜です。今日明日というものではありません。満開は5月の入ってからかも・・・?
(兼六園菊桜)
≪ひっそりと咲いている桜≫十月桜は、年に2度楽しめる桜だそうです。今咲いているのは春咲きで全体の3分の2。10月から翌年の正月頃までにあと3分の1が咲きます。2度咲くといっても、3分の2では、なんとなく寂しさが残ります。花弁は、ほぼ白の八重です。
落ちた花びらは地へ、そして曲水に流れ“杜若”にまつわりつき、やがて、何処かに消えていきます。そして、時節は過ぎ、兼六園の次の主役“杜若”に替わります。
(杜若と白いのは花びら)
(つづきは、関山か兼六園菊桜が満開になる頃に・・・)