【浅野川大橋→中の橋】
11月4日は泉鏡花の誕生日だそうです。今年が生誕140周年という事から金沢では記念事業が行なわれ、3日には「鏡花うさぎまつり」が、下新町の久保市さんを中心に、“主計町”と“ひがし”の両茶屋街辺りで行なわれたそうです。
そうです。というのは、聞いていたのですが、体が一つしか無いので先約が有り他所に出かけていて、下新町、主計町界隈好きの私としては残念至極でした。鏡花ゆかりの地を巡るウオーキングも有り、新聞には、“鏡花の世界1600人楽しむ”の大見出しと楽しそうな写真で報じられていました。
また、久保市さん境内では、東京の神楽坂から老舗の出店や下新町のおでん屋さん、佃煮屋さんが出店し、マーケットも開かれ、浅野川倶楽部では朗読会、主計町の芸妓さんの舞やお座敷太鼓体験とお楽しみが目白押しだったそうです。
4日は、朝から用事を済ませ自転車で走っていると浅野川大橋あたりで雨になり、文化施設の”1年間バスボート“を利用し泉鏡花記念館で雨宿り、生誕140年目の誕生日、地元の人より、そのことをご存知の観光のお客さまが多くいらっしゃいました。
泉鏡花記念館では、その日は”うさぎグッス“を身のつけた人に先着何名かにプレゼントがあり、また、関連イベントとして文化ホールでは「シンポジウム」も行なわれたそうです。
最近、下新町の話題に、東京神楽坂に住んだ鏡花の縁から、東京神楽坂との交流が始まったと聞きます。「鏡花を追ってプロジェクト」と題した事業の実行委員会を立ち上げ、東京で上演される鏡花原作演劇の合同鑑賞ツアーなど、人的交流事業が着々と進んでいるらしく、どうも神楽坂を拠点に活動する作家で泉鏡花文学賞選考委員の嵐山光三郎さんの後押しもあるそうです。
再来年になった北陸新幹線金沢開業により金沢→東京も2時間半と、ますます近くなるので、交流が深まれば、泉鏡花のご縁が、今に活かされ、鏡花人気もさらに増幅されるように思われます。
聞くところによると、元々下新町界隈と神楽坂はよく似たとこのある町だそうですが・・・。
(主計町の西内惣構)