【金沢駅から兼六園】
最近、北陸新幹線開業の影響からか、今まで余りなかった金沢駅スタートのガイド依頼があり引き受けました。これまで私が関わった金沢駅スタートの散策コースは、駅から駅裏の寺社を巡り六枚町から鞍月用水沿いを歩き長町に至るコースや駅前から安江八幡宮そして堀川揚場経由で旧横安江町までと、その逆回りのコースでした。
(金沢駅前のホテル)
それも、今までの参加者は金沢市民が多く午前中約2時間のコースでした。今回は、去年金沢市が発行した「古地図めぐり」のパンフレットの古地図をなぞりながら、昔の道を散策しるもので、私は2回目ですが、今回も県外で募集したツアーのお客様です。
幸いにも金沢は戦災に遭わなかったこともあり、地形だけでなく、道路や路地は、幅が全体に広くなってはいますが、ほぼ、藩政期に描かれた古地図のままで、用水や寺院の幾つかは、今も当時のところに残っています。
(古地図)
(かって持明院があった辺り)
専光寺は、昔の旧田丸町(現本町)にある真宗大谷派の寺院で、本願寺第三世覚如の弟子志念が開基で、元応2年(1320)今の大額で創建。藩政期は浄土真宗大谷派の触頭として加越能に触下136ヶ寺を有し、十世の康照が東本願寺第12世(実際には東本願寺第1世)教如上人の女を室を迎えてから、以後も東本願寺の宗主の子女を迎えたという浄土真宗大谷派の有力寺院です。
鞍月橋から三構橋まで(鞍月用水⑥)
http://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-11837343586.html
金沢製糸場(鞍月用水⑤)
http://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-11826524545.html
コースは、加賀八家といわれた長家や村井家の屋敷跡がありますが、明治の入り殆んどが解体され、今は図書館や公園、小学校になっていますが、かっての規模が窺え、中級武士の屋敷跡の土塀が修復しながら今に伝えています。
(大野庄用水・足軽屋敷)
(大野庄用水)
(大野庄用水・長町武家屋敷)
(長町武家屋敷)
(109の裏通り)
香林坊橋から鞍月橋まで(鞍月用水④)
http://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-11823370800.html
あかねや橋から香林坊橋まで(鞍月用水③)
http://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-11820372014.html
(西外惣構堀跡)
(金沢21世紀美術館)
(21世紀美術館より金沢城の石垣)
(兼六園)
今回のお客様は、ウオーキングをなさっている方も多く健脚揃い、4時間歩く積りで参加されているので、こちらは押されぎみ「しゃべりながらよく長時間歩けますネ」とあおられ励まされ、くたびれた顔も見せられず、見栄の張りっぱなし、終了後は座り込んで一服、最近では珍しく一杯引っ掛けて家路につきました。
「古地図めぐり」は結構マニアックですが、国内では古地図を見ながら歩ける町は余りないので、ウオーキングにはもってこいの企画です。「金沢マラソン」に並ぶ「金沢ウオーキング」の目玉になるのではという思いを強くしました。