【野町→泉寺町】
10年位前から観光ボランティアガイドとして、にし茶屋街にある「西茶屋資料館」に月に1回位の割合で当番として詰めていました。最近は当番の希望者が多くなり私の出る幕もありませんが、にし茶屋街や寺町寺院群のガイドで寄るなど月に何度か顔を出します。当番の方によると、最近のお客様の流れは以前の流れの逆になっているらしく、寺町寺院群からにし茶屋街には入られ方が多くなっているそうです。
(にし茶屋街)
金沢の西地区の人気は、妙立寺(忍者寺)の一人勝ちで、お客様は妙立寺を中心に計画が組まれ、お寺も予約制のため、クッションとして西茶屋街とそこにある西茶屋資料館が丁度いい待機場所になっていたようです。資料館には茶屋の座敷が設え、昔、そこで育ったという大正時代のベストセラー作家島田清次郎所縁の資料等が展示されています。
ガイドを始めた頃、地元の人にも、知らない人の方が多かった島田清次郎の資料館によくお客様がいらっしゃるものだと思ったものですが、すぐにそれが妙立寺の待機場所に使われていたことに気付きました。そして、ここからびっくりするくらい近くに妙立寺があることも知りました。
西茶屋資料館隣の西の検番(事務所)横の小路から妙立寺(忍者寺)まで250m足らず、信号待ちを入れても約4分。60歳過ぎて観光のお客様に教えて頂きました。今まで市内の移動は車で、長いこと金沢に住んでいながらほとんど歩いたことがなかった私に、金沢の町並みや道筋に関心を持ったキッカケになりました。
(向かい側の信号)
(押しボタン式の信号)
(信号を渡ると妙立寺の裏門)
(道なりに歩くと泉寺町の通り)
(妙立寺の正門)
最近は寺町寺院群からにし茶屋街へというのが流行っているそうです。にし茶屋街には、甘納豆屋さんをはじめ人気の土産屋さんも増えたことも有りますが、最大の変化は「左回りルートの城下まち金沢周遊バス」が運行されるようになったからでは思われます。
(金沢周遊バスの時刻表、駅のつづみドーム下、北鉄の案内所にあります)
(以前から金沢周遊バスが運行されている「右回りルート」は、犀川の右岸を走り、バス停のある十三間町から寺町寺院群やにし茶屋街には徒歩になり、少し不便でしたが、平成26年(2014)4月から「左回りルート」が運行され、にし茶屋街や寺町寺院群へのアクセスに便利になり、しかも大型バスで、毎日、金沢駅東口(兼六園口)朝8:30から有方18:00まで15分間隔での運行されるようになり様子が変わったようです。註:金沢駅発広小路経由の路線バスもあります。)
(周辺地図・赤丸の広小路③LL5は金沢周遊バスの停留場)
≪左回りの金沢周遊バス≫
金沢周遊左回りルートは「利家とまつ」という愛称だそうです。右回りルートの「犀星」「鏡花」「秋声」の三文豪バスと比べると愛称は浸透していませんが、赤、緑、青と3色の大型バスを使用し、三文豪バスと同じく1日何回も乗ることが出来、金沢駅から近江町へ、長町武家屋敷、寺町台の広小路からにし茶屋街や寺町寺院群へ、金沢21世紀美術館、兼六園、金沢城、ひがし茶屋街から金沢駅と6回下車しても500円と金沢観光にはお得なバスです。また、右回りのバスと併用も出来ます。