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Channel: 市民が見つける金沢再発見
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お客様から学ぶ!!ガイド冥利

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【金沢市】
することが無くなって始めたボランティアガイドですが、ボランティア大学校の観光コースでは、やる気は育てて頂きましたが、知識としては、とてもお客様の前に出て話せるものではなく、ガイドに出るのが怖いと思いながらも、厚かましく出しゃばって引き受けていました。初めは道案内と笑顔と軽口だけが武器で何とか乗り切りましたが、今思うと冷やせものでした。



(最近特に人気のひがし茶屋街)


当然いき詰まります。それからは金沢に関する本を読み出し、そこに出てくる場所へはバイクを走らせました。また、金沢市内で開催される歴史講座やアートや文学講座には出来るだけ時間を作って出掛けましたが、そもそも基礎的な知識がないので、一方では子供向けの金沢の歴史で全体の流れを調べ直します。



(犀川大橋)


それでも自信など持てるはずもなく、聞いても直ぐ忘れてしまいます。とはいっても乗り掛った船、それだけをやっていても、お客様に通じ無いことを悟り、もっと深く知りたいと思うようになります。



(桜橋辺り)


何しろ、することがなくて時間が有りますので、全く読めない古文書教室の上級講座にもぐり込みました。読めなくても聞いているだけで、一般の書物では得られない昔の加賀藩を聞くことができ、聞いた話を取捨選択して今までガイドが言っていない事をガイドネタにするようになります。


(教室では、何回かに一回は自分自身が読むことになりますが、そんな時は、事前に自分の担当するページを先生に習いにいったり・・・、そんな訳で努力して学んだものでないので、直ぐ忘れてしまいますが、それでも加賀藩の大きな流れだけは、掴むことが出来たように思います。)



(今年開園した玉泉院丸庭園)


あれから10年、何とか金沢へ訪れたお客様に、たとえ喜んで頂けなくても、不快な思いだけはしてもらいたくないようにと、それなりのネタ作りと妻に言わせれば家で見せたことの無い笑顔でやってまいりましたが、最近は、忘れぽくなったのと同時に、切り口を変えた話や面白いネタの発掘が出来なくなりマンネリぎみでした。




(北陸新幹線が開業した金沢駅)


今年、北陸新幹線が開業し、私たち観光ボランティアガイドは大忙しです。各休憩館では来訪者が従来の2倍から月によっては3倍になり、申し込みによるご案内のお客様も随分多くなりました。私のガイドも従来の「兼六園・金沢城」や「ひがし茶屋街」といった定番の観光コースだけでなく、「古地図巡り」や「建築物を訪ねるガイド」そして金沢所縁の作家の足跡を巡る「文学散歩」の依頼がまい込んでくるようになりました。





(兼六園・金沢城・ひがし茶屋街)


「古地図巡り」は金沢の場合、今もかなりの道が残っていて、地元有利。少し調べるだけでガイドネタが出来るので、後はお客様が厭きないように、時々笑いがとれるよう少し脚色するようにしますが、建築や文学散歩のように専門的でお客様の方が深い知識をお持ち方も多く、にわか勉強では通用しません。



(金沢の古地図・安政年間)


そんな時は、道案内に徹します。そして、日頃、疑問に思っていることを、タイミングを見計らって専門家、愛好者のお客様に投げ掛けるようにしています。特に県外からいらっしゃるお客様は、地元に住んでいる者には気づかない視点や専門家としての知恵や知識を意外と分かりやすく教えて頂けます。



(建築家より金沢町家の解説)


(建築家より新しい建物の解説)



(私たちと視点が違う建築家が作られた市内巡りの地図)





(金沢城で施工者や県の人から話を聞く)


(文学散歩でさらに郷土の作家に関心を)

(文学散歩で犀星や井上靖など再認識・震災の後犀星が住んだ家)


以来、刺激を受け下調べはしますが、質問材料も探しています。ガイドが学び場になり、さらに楽しくなりマンネリの打破に繋がりました。そしてガイド冥利を感じる今日この頃です。


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