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日帰りバスツアーで紅葉狩り

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【岐阜県中津川】
先月、ガイド仲間から紅葉狩りに行こうと誘われ、予定日には仕事が入っていなかったので、一昨年同じメンバーで行った香嵐峡の素晴らしい紅葉が頭をよぎり二つ返事で行き先も聞かずOKしました。



(天空の山城・苗木城)

この間、行き先を聞くと天空の山城だというので、てっきり兵庫県の?あれ、そこは紅葉じゃないぞと思っていましたが、バス会社から送られてきた振込み用紙に「天空に山城・苗木城祉と夕森公園龍神の滝めぐり」と書かれていたそうですが、ちらっと見ただけで振込みも人任せ、全く下調べなし、でも日帰りで、兵庫県の竹田は無理とは思っていましたが、バスに乗っても、岐阜県中津川だとは思いもしませんでした。


(恵那の森)

それでも今さら聞くのもと暢気に長野かな?愛知かな?と思っている内にバスは恵那の銀の森でお茶休憩、そのあと近くの恵那峡山菜園へ、見たこともない大きなレストランに案内されました。何でも1240人収容とかで、入った時は半分以上が埋まっていましたが、テーブルセッテングから見ると、その日は少なくとも1000人以上の来客のようでした。



(すき焼き松茸食べ放題)


滝の見えるコーナーに案内され、飛騨牛と松茸のすき焼き食べ放題。松茸ご飯もうどんも付いていましたが、周りを見渡せばそれらは手付かずが多く、私もここぞとばかり、100gのお肉3皿をペロリ、松茸は香りがいま一つでしたが歯応えは充分、さらに抽選のお土産付きで、至れり付くせりの昼食でした。




(苗木城址)

午後1番は、中津川市内を東西に貫流する木曽川の右岸にそびえる城山(432m)に築かれている苗木城に、やっとそこが天空の山城にだということに気づきました。木曽川から山頂の天守跡までの標高差は約170mあり、そこは岩山で土地の確保が難しいためか、建物の構築方法に懸造(かけづくり)が使われているなど、自然の地形を有効に生かして築かれた山城でした。



(苗木城址に石垣)


苗木城の築城時期については諸説あるそうですが、天文年間(16世紀前期~中期)に苗木の北方にある植苗木(うわなぎ)を拠点としていた遠山氏がこの地に移り住んだものだそうです。


(美濃の遠山氏といえば、確か、片岡知恵蔵や高橋英樹の映画で見た桜吹雪の遠山の金さんこと遠山左衛門尉金四郎景元かと思いましたが、聞くと先祖は藤原利仁流加藤氏一門美濃遠山氏の一派ですが、金さんは、戦国時代の明知城主遠山景行の子孫で、こちらの苗木城主遠山友勝と岩村城主遠山景任(遠山氏惣領)とともに、美濃遠山氏の「三遠山」と呼ばれ宗家と血縁が濃いという理由から他の遠山氏よりも権威を持っていたそうです。)



(苗木城址)


苗木城の縄張りは本丸、二の丸、三の丸等に区分けされ、残っている城の絵図から17世紀の中頃には近世城郭の姿が完成していたそうで、城の建物は明治4年(1872)に取り壊されますが、今は石垣のみが遺され、城門のひとつは麓にある苗木遠山史料館に保存展示されています。





(苗木城跡・天然の巨石)

(苗木城の模型)

(苗木城のイラスト)


苗木城跡の石垣の特徴としては,天然の巨岩を利用し、岩の上や岩を囲いながら積まれるなど、地形の制約を受けた積み方がみられます。城郭の主要部である内郭部分が約2万m²、外郭部も含めると約35万m²で、そのうち156,774m²が、昭和56年(1981)4月国の史跡に指定されました。


(龍神の滝)

次に訪れたのは標高700mの大自然に囲まれた裏木曽県立自然公園内の「夕森公園」です。お目当ては1万本を超えるもみじと岐阜県の名水50選に選ばれている「龍神の滝」です。今回は丁度「夕森もみじ祭り」が開催されていました。また、今はオフシーズンですが、キャンプ場、マス釣り場などアウトドア施設が充実しています。



(もみじ祭り)


(龍神伝説碑)

≪龍神伝説、パワースポット龍神の滝≫
龍神の滝には白龍が棲み夕森の山々を守っていると言い伝えられ、滝に行く道には「私は龍の魂を大切に祈り、森やこの滝を大事にする心の拠り所としています」と書かれた石標があり、滝の落差は8mと聞きました。






(夕森公園)

この滝は、訪れる人それぞれにパワーを送るスポットだそうで、今は、紅葉に包まれ、あまりにも美しく、立ち止まり写真に撮りまくりましたが、激しい水音は畏怖すら感じる神秘の滝でした。また、夏には溢れるほどのマイナスイオンが癒しの滝だそうです。今回は、行かなかったけど、上流には「龍神の滝」を含めて5つの滝があり滝めぐりができるそうです。



(ド根性もみじ)

(ド根性もみじの表示)


≪ド根性紅葉≫
樹齢100年を超える天然木で、大きな石の上に根を張りバランスを保ちながら、今も成長しているそうです。その姿から「ド根性もみじ」と名付けられたと云われています。


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