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兼六園の遅咲きの桜⑤終わりは…

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【金沢市内】
≪ウワミズサクラ≫終わりは地味な桜です。それも20mの常緑高木に咲く白い小さな花で、無数に小花が長い円柱形に並び咲いています。何しろ高いところなので、知らなければ、見上げることもありませんので気付きませんが、私は、随分前に兼六園の研究会で教えて戴いていたので、4月の下旬から通るたびに見上げていました。ついに1日、写すことができました。やれ、やれ・・・。


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(ウワミズ桜)
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(時雨亭前の道を唐傘山(さざえ山)に向かう左側の常緑の高木です)


≪兼六園菊桜≫今が盛り。2代目ですが、右は京都の佐野藤右衛門さんが何度も増殖を試み昭和36年にやっと成功し、昭和42年に移植されたもの、左の方は金沢の岡田安右衛門さんが増殖したものを市内の戸板公民館から譲られてものです。それから何かの不都合で枯れてしまったらというので、兼六園の事務所横で”後継木”が育てられています。


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(2日、兼六園菊桜2本)
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(2日、事務所横の後継木)


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(2日、今、花咲き誇る名島桜の後継木)


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(2日、塩釜桜もまだ咲いている…)


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(2日、黄色のウコンがピンクッぽくなりました)

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(ウコンは白くなり柄から散っています)



≪主役の座を譲り見向きもされなくなった有名な桜≫

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(2日、旭桜)
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(2日、兼六園熊谷桜)


≪次の兼六園の主役≫これからは480株ともいわれている躑躅(つつじ)五月(さつき)、そして曲水の咲く1万株(4万本)の杜若(かきつばた)が主役でしょう。脇役ともなれば、両手では数え切れない個性的な花々が咲き誇ります。放生池の“ミズバショウ“”黄ショウブ“桂坂にうつむいて優しげに白い花を付ける“エゴノキ”噴水前の”藤“”山査子(さんざし)“などなど。これからの34千坪の園内は、毎日行っても新しい発見があります。


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(豊艶な楊貴妃も花が散り、後の藤棚が出番を待っています)


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(杜若、花はこれから)

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(時雨亭前のつつじ)


子供の頃は、蝉取りや蛍狩りに、学校に行くようになり図書館通い、大人になると繁華街への近道として、今は、朝の散歩コースに、さすがに近いといっても子供の頃のように下駄履きではないので、毎朝行っても旅行者と間違えられます。多分、カメラ片手に目をカガカガにし、好奇心丸出しで歩いているのでしょう・・・。私にとっては“日々是新”な兼六園です。


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