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3日間も秋元氏と

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【金沢市内】
秋元氏とは、金沢21世紀美術館の秋元雄史氏のことです。氏の人物や仕事のことなどを書こういうのではなく、私が先週3日続けてお会いしたということで、めったに会えない人に3日も連続してということは私にとってはニュースでした。


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(陶壁トークでの秋元氏)


とはいってもサシで会ったというのではなく、参加した催しで単なる一参加者として会っただけですが、金沢にいらっしゃったときから、風貌に只ならぬものを感じて関心をもちました。実は私の70数年の人生の中で、煙たい存在でしたが直接・間接的に影響を受けた3人の方と顔こそ違え背丈や風貌がよく似ていたのです。


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(金沢21世紀美術館①)


それは背丈や風貌だけではなく、3人に共通していたのは身体に似合わずデッカイ夢を語ること、そして何かと問題提起をします。しかも心身共に大きく見えて、前向きで“なるほど”と思わせる力があるというか、知らぬ間に洗脳されていたというもので、秋元氏にもそんな匂いが感じられ惹かれるものがありました。


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(金沢21世紀美術館②)


そんなこともあり、惹かれながらも年下の秋元氏とは、サシで話すなど考えたこともなく、多分、前出の3人と同様、何年もしてから仕事上ようやく話せるようになったのと同で、共通の利害関係が無い限り、話しをしても、多分多弁な私も“うなずく”だけで会話にならないような気がするからです。


分けの分からないことをだらだらと書きましたが、今日のお話は、秋元氏とお会いした先週の3つの催しです。いずれも以前から関わっているところの研修会やイベントですが、時間を無理やり、やり繰りして、あわただしい中での参加でした。今もって整理が出来ていないものだらけ、最近、特に忘れっぽくて、もうかなり忘れてしまっていますが写真を頼りに何とか記録として書き残します。



≪1日目≫ミュージアムクルーズの研修会
金沢21世紀美術館がオープンした平成16年以来、参加させて戴いている「ミュージアム・クルーズ」の今年度の研修会です。秋元雄史氏は公務ということもあり、金沢21世紀美術館のコンセプトの1つ“こどもたちとともに、成長する美術館”について、何時もの秋元節は何処かに置いて来たのか淡々と語られていました。何時も聞く話なので、私は、只々ぼんやり・・・。それでも、あとで何をおっしゃいていたのか参加者に聞きまくっていました。私の耳は留守でしたが、目は、照れ気味の秋元氏を捉えていました。


(金沢21世紀美術館が平成16年(2004)のオープンに際し企画された小・中学生を招待するプログラム「ミュージアム・クルーズ」が好評で、翌年から市内の4年生を学校ごとに招待し、コレクション展を鑑賞する企画が実施されました。以後、参加者はクルーズ・クルーという名で呼ばれ50~60人のボランティアが毎年集められ無報酬で手弁当、交通費なしで活動しています。)



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(陶壁トークで菊池金沢西病院理事長と山野金沢市長、秋元館長)


≪2日目≫陶壁ツアー+トーク
今年3月、金沢西病院に完成した陶壁の鑑賞ツアーとこのプロジェクトでデレクターを務めた秋元雄史氏と製作した4人の陶芸作家のトーク会に参加しました。プロジェクトは、造語の“医美同源”なるコンセプトで医療施設とアートの融合の可能性に挑戦したものです。


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(戸出氏の作品と解説)
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(戸出氏のアトリエ訪問)


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(羽場氏の作品解説)
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(羽場氏のアトリエ訪問)


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(田辺氏の作品解説)


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(齊藤氏の作品解説)


秋元氏の目に止まった金沢の若手作家4人の製作過程や秋元氏とのやり取りを振り返るというトーク会でしたが、作家のみなさんは、秋元氏の人柄の反映か、当時の秋元氏の無理難題や大変さを、互いに笑いにして語られていたのが印象的でした。


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(作家4人)


(当日は戸出雅彦氏と羽場文彦氏のアトリエ訪問もありました。陶壁の作家1階戸出雅彦氏 3階田辺京子氏 4階齊藤まゆ氏 5階羽場文彦氏)


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(金沢西病院)


≪3日目≫趣都フォーラム2013
フォーラムは、「アートでまち、人を育てること。アートで文化、経済をそだてること。」がテーマです。会の事業報告の後、別府のNPO法人BEPPU PROJECT代表幹事でアーティストの山出淳也氏の講演、そしてパネルディスカッションの3部構成でした。


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山出淳也氏の話は、興味深々、よく“アートティストの役割は問題提起で、解決にあらず”といわれていますが、氏は別府の街のプロフエッショナルを目指し、知り尽くし、創造力という資本を駆使して、結果、別府の街の問題解決に繋がっていくというようなお話でした。


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パネルデイスカッションの登壇者は“趣都金澤”の顧問でもある金沢21世紀美術館の館長秋元雄史氏がコーディネーターで、山出淳也氏、他、金工大の内田奈芳美講師、建築家で企業経営者の小津誠一氏、デザイン会社社長宮川真也氏とユニークな町づくり活動に関わっている方々で、親しみやすい秋元節で和んだ雰囲気の中、皆さんの持論を引き出していました。


アートのお話では、何時もお金の話が欠落しているように思いますが、今回の山出氏の話は、2億だの、1千万だのと、お金の話もよく出てきました。それにしても、もう少しその経済の話を引っ張りだして戴ければと思いました。


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(金沢21世紀美術館③)


数年前、私も真似て、秋元館長へ直接、あることで問題提起をしました。すぐに出来そうに思いましたが、行政全般に関わることでもあるのか、また、お金の絡む問題なので、今だかってお預けです。多分忘れてしまったのではと思ったりしますが、田舎者は只々信じて待つだけで~す。


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