嫉み、妬みから極悪人にされた男②大槻伝蔵(金澤古蹟志)
【加賀藩金澤】“金澤古蹟志”は、幕末から明治にかけて活躍した郷土史家森田柿園((1823〜1908)が、編纂した金沢の場所の由来や逸話を、昔から残っていた膨大な文献に書かれた事柄を柿園が永年に亘り調べ尽くしまとめられているものです。 (金沢古蹟志と森田柿園)...
View Article嫉み、妬みから極悪人にされた男④デッチ上げ!?加賀騒動はなかった??
【金澤・江戸】”加賀騒動といわれる事件は、実在せず、大槻伝蔵を葬り去るためのデッチ上げある”(上記のフレーズは、戦後、“加賀騒動”の多くの研究者や小説家の中では定説になっています。)...
View Article嫉み、妬みから極悪人にされた男⑧加賀騒動の虚と実
【金澤・江戸】私事で少し恥ずかしい話ですが、小学校低学年の頃、祖母から聞いた“浅尾の蛇責め”の話がおどろおどろしく、トラウマになっていたのか長いこと「加賀騒動」については思考停止状態で、詳しく調べたこともなく、しかも「浅尾の蛇責め」は “史実”だと思いこんでいました。 (雪の金沢城橋爪門と続櫓)...
View Article嫉み妬みで極悪人にされた男⑨映画「加賀騒動」と大友柳太朗
【江戸・金澤】映画「加賀騒動」は、大友柳太朗が大槻伝蔵に扮し、昭和28年(1953)に制作されたもので、小学生だった私はリアルタイムも再映でも見ていません。その頃、金沢が映画に取り上げらる事などめったになく、大人たちの話や町に貼られるポスター等から子供達にも記憶に残る重大な出来事でした。...
View Article貨幣は国家が造るもの・・・②荻原重秀と新井白石
【江戸・勘定奉行所】「貨幣は国家が造るもの、たとえ瓦礫であっても行うべし」のフレーズは、本当に荻原重秀の言葉かどうかと言う疑問もありますが、重秀は元々謎の多い人物で、かなり名前は知れていますが、生涯に関する史料はほとんどなく、まして本人は何の記録も残していなくて、新井白石の「折たく柴の記」や匿名の随筆「武野燭談」など史料はあるにはありますが悪評しか書かれていなようです。...
View Article貨幣は国家が造るもの・・・③荻原重秀の天才的な気付き!!
【江戸・勘定奉行所】今でこそ、名目貨幣は世界で常識ですが、何故!?世界に先駆けること200年も前に東洋の小さな島国日本で、それも40歳に満たない叩き上げの官吏が気付いたのでしょうか?一言で云えば“IQが高くて天才だった”という事なのでしょうが、それだけなら、今も日本の官庁には自他ともに認める人は居そうなものですが、果たして何処が違うのでしょうか?少し断線して調べ見ることにします。...
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