金沢そして高山「もう一つの世界」金沢編
【金沢ひがし】昨日、誘われて高山の「左官技能士挟土秀平氏とめぐる日帰りのバスの旅」に出掛けました。最近忘れっぽくなっていますが、挟土氏については、8年程前にNHKのプロフェッショナル「仕事の流儀」を見たのを覚えていて2つ返事の参加でした。...
View Article金沢そして高山「もう一つの世界」高山編①
【高山市、丹生川町板殿→滝町棚田】高山ではじめに訪れたのは丹生川町板殿(にゅうかわちょういたんど)にあるめずらしい蒸籠蔵(せいろぐら)です。蒸籠に組んだ板に栗の木釘をうって縄をまき付け上から泥を塗ったもので、塗も泥をぶつけた荒打ちのままの土蔵です。8年前に挟土氏がNHK「課外授業ようこそ先輩」で後輩たちと一緒に作業をした「笑う泥壁」です。...
View Article金沢そして高山「もう一つの世界」高山編②
【高山市、江名子町→飛騨千光寺のふもと】11月15日午後。挟土氏が、平成10年(1998)9ヶ月を費やし修復した荏名神社(えなじんじゃ)の境内にある荏野文庫土蔵(えなぶんこどぞう)を尋ねました。約150年に土蔵を塗ったのは江戸屋万蔵と呼ばれた土蔵左官で、江戸の神田で人を殺めて飛騨に逃れ、江戸風の土蔵技術を高山に伝えた人物だといいます。...
View Article辰巳ダムと辰巳用水と塩硝蔵跡見学①
【辰巳ダム→三段石垣→(犀川浄水場→涌波塩硝蔵跡)】観光ボランティアの仲間で辰巳ダムの見学に行ってきました。辰巳用水については、一年ほど前に何回かに分けて書きましたが、今回は辰巳ダムや上流部の隧道、今は、暗渠のなっている犀川浄水場の兼六園の取水口を、さらに昨年「史跡」に指定された土清水の塩硝蔵跡の発掘作業現場を見学してきました。...
View Article辰巳ダムと辰巳用水と塩硝蔵跡見学②
【犀川浄水場辺り→史跡土清水塩硝蔵跡】兼六園の曲水の水は辰巳用水の水であることはよく知られていますが、多くの人は、小立野台を流れる辰巳用水が、そのまま兼六園に流れ込んでいるように思われています。しかし、実際は末町にある犀川浄水場の近くから地下を流れ兼六園に入っています。...
View Article利常伝説②犬と古狸
【加賀・金沢】犬千代は、9歳で元服し利光を名乗ります。13歳の利光(利常公)が、64歳の徳川家康(古狸)に対面したのは、慶長10年(1605)の春、前田父子が伏見城に出仕し家康と将軍秀忠に対し君臣の拝謁をしたのが始めです。家康は利光の顔を見るなりただ者ではない事を見極め、「おまえは日本中の大名の筆頭である。おれに忠誠をつくせ。」といったと伝えられています。...
View Article晩秋、青空に輝く金沢の黒瓦
【金沢東山界隈】11月最後の日曜日。天候に恵まれ絶好のガイド日和・・・。朝、長野からのお客さまと東山界隈を歩きました。この時期としては何ともうれしい青空、いつもは気にならないキラキラ輝く卯辰山中腹にある料理屋の屋根瓦が美しく感じられました。...
View Article金沢の炬燵(こたつ)文化
【金沢】“鉛色の空”“鰤起こし“とくれば、この時期、金沢では”炬燵(こたつ)“が定番中の定番です。金沢を含む北陸は、決して極寒とはいえない土地柄で、昔から暖房についても、火力が強くて部屋全体を暖めるストーブより、炬燵(こたつ)一つで、風邪も引かずに冬をすごすことが出来ました。...
View Article金沢、40万都市論
【金沢市】金沢市は、今年(2014)11月現在で推定人口は464,856人だそうです。永年、北陸の代表都市として競ってきた新潟市は現在808,152人の政令指定都市になっています。少し調べてみると、今から40年前には同じ40万人前後の人口ですが、それが現在、金沢は約半分。大きく引きはなされています。...
View Article昔の金沢工芸職人①本当は・・・?
【金沢→東京】金沢の工芸が注目を集めています。いや仕掛けているのでしょう。腰が重く自ら打って出ることが苦手な金沢人が北陸新幹線金沢開業という、またとないチャンスに直面し、関係者も行政も、商売上手な都会の業者やプランナーに煽られ、それに乗っかったというか、主体的かは分りませんが、かって見たことも感じたこともない、やる気と本気が伝わってきます。 (金沢駅鼓門)...
View Article山出保氏と「金沢らしさ」と・・・。
【金沢市・金沢学生のまち市民交流館】報告が遅れましたが、先日、金沢学生のまち市民交流館交流ホールで、元金沢市長の山出保氏と建築家の水野一郎氏による対談“「金沢らしさ」を守るまちづくりと次世代への期待”が開催されたので参加させて戴きました。...
View Article羊(ひつじ)と兼六園
【兼六園→尾山神社】来年の干支は”羊“・・・。年賀状、そろそろ作らんなん!!そんなことを思いながら兼六園を歩いていました。フウッと頭に浮かんだのが10年ほど前?何かで読んだ兼六園で羊を飼っていた話です。それからが大変!!資料集めです。整理が悪いのに10年前かどうかはっきり覚えていないので、とにかく何冊もある兼六園本のページをめくり、スクラップを探しました。...
View Article兼六園の栄螺山(さざえやま)
【金沢・兼六園】栄螺山(さざえやま)は、最近発行された「金沢めぐりとっておき話のネタ帖」に”観光客が発見した栄螺山のナゾ“として紹介されています。9mたらずの築山ですが、文章には、左巻きですが「さざえ」に似ているからとか、江戸の加賀藩上屋敷の栄螺山の名前を真似て付けたという説があると書かれ、まだまだ定説の覆す発見があるかもしれないので、「散歩しながらよーく観察してみましょう。」と締めています。...
View Article兼六園の金仏さん②
【兼六園】歳なのか、何かにつけて昔聞いた話が頭をもたげてきます。「公園の金仏さん」を書こうとあれこれ思いを巡らしていたら、50年ぐらい前、富山出身の友人との雑談の中に、祖父か曽祖父か忘れましたが「俺の爺さんが、日本武尊の銅像を造った!!」といっていたのを思い出しました。...
View Article兼六園の鶺鴒島(せきれいじま)
【兼六園】鶺鴒島(せきれいじま)は、兼六園の小立野口から入ると突き当たり花見橋の右側、曲水に囲まれた15坪くらいの島です。由来については今のところ記録も伝承も見つかっていませんが、東南に向かって高さ約3mの明神鳥居がありますが社殿はありません。「三社」と彫られていたという石額が掲げられていますが、今は風化して判読できないのが一寸残念です。...
View Article緑と水のいやしの金沢(安らぎ)
【金沢市】山出氏は「緑と水の癒しが“金沢らしさ”の一つでしょう。しかも、この緑と水がまちなかにあって、だからこそ金沢は、四季の移ろいが鮮やかで、住む人、訪ねる人の心が癒されるのです。」と語られています。...
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